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レッスンの内容が変わってきました。

ベヒシュタインのサイトからお借りしましたピアノです。
なんと ときめくでしょうか。
やっぱり、私はベヒシュタインが
大大大好きです💖

私はずっとずっと
「ピアノは愛だ」
と思ってきました。

そして
この冬から
改めて
その思いは深まってきました。




そのきっかけとなったのは
私自身
50手前になって
モスクワ音楽院で学ばれた先生に
師事することを決め、
レッスンを受けはじめたことによります。

先生の教えてくださる
その内容によるものでした。
驚きました。
音の出し方が
今まで知っていた感覚とは
全然違ったのです。
2月
現在師事はじめた
雅子先生のリサイタルに行き、
私はざめざめと泣きました。

あまりに美しかったからでした。



1週間後
その雅子先生の
レッスンを受けて
雅子先生が教えてくださる内容…
モスクワのピアノ教育に
驚愕しました。



雅子先生ご自身もおっしゃっておられました。

先生ご自身
桐朋音楽大学時代に
ロシアの先生のレッスンを受けるまで

「難しい曲が弾けるようになればなるほど、苦しくなっていったのです。
それがロシアのピアノ教育にふれて
なぜ苦しくなっていっていたか、が
すぐにわかったのです。」
と。


私自身の苦しみの理由も
直感でわかりました。


現在、
時間を作り
雅子先生から教わっている内容で私は
ピアノに向き合う毎日です。

今まで知り得なかった内容が
どんどんわかってきて、
見えていなかった盲点に
光があたりました。


今は生徒さんに
何を伝えたら良いのかが
明確に見えるようになってきました。




感情論
根性論など
感覚的なものではなく、
また
コーチング ティーチングなどの
ピアノを弾く意味づけでもない。


実に
音の持つ「真理」。

それを
小さな小さなこどもにも響くように
伝えていくと
即座によろこびの反応が返ってきます。


「音」の世界は
やはり深く慈しみの極みでした。

これに
出来高の価値観は
不釣り合いすぎました。



音楽は

神から…のもの。

神から すべての人への
愛の極みの贈りもの。

無条件の贈りもの。





いついつまでにどう仕上げるなど、
ある意味ではモチベーションもあってよいのですが、
「本質から理解し味わって表現する」

このことにこそ
モチベーションを置くべきなのでした。

そのようにレッスンするとき

生徒さん達の輝くこと‼️

みんな本質では
求めているのです。

ほんとうに美しい
自分の我力の力から解放された、
音の
本来備わっている力を理解して
委ねる演奏になっていきたいことを‼️


今日は朝から
東松山市まで
ピクニックに行きました。


お弁当を作り
焼いたおやつパンや
チョコレート
冷やしたお水やコーヒーを
バスケットに詰めて
野原でお昼寝もしました。


沢山の花々にも出逢い
空の下で思いっきり
深呼吸をして
くつろぎました。

これこそが
「ピアノ」。

これこそが
「ピアノを弾く意味」なのです。
この春
受験のためにお休みに入った数人の生徒さんの空き時間に
同じ数の新入生さんが
入会されました。

空き時間は
あとわずかです。

ひとりひとりが
それぞれに
音と 
本質的なよろこびに結ばれていくようなレッスンをして参ります。
生徒さんが音の世界のなかで
最高の自分に出逢えますように!
その最高を
世界のために発揮していけますように!
今週もどうか
お元気でしあわせでいてください。

お読みくださいまして
ありがとうございました。


前田弥生子