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固定観念を取り外して

ピアノは毎日練習してこそ
うまくなります


ほんとうに
その通りです

けれども

「毎日練習することを条件に
ピアノを習い始める」

となると
どんな感覚でしょう


平安でしょうか


身体は
くつろいでいるでしょうか

呼吸は滑らかでしょうか


私は この問いに
出会う瞬間が




沢山ありました



その都度
しずまって


「私」は

どう感じているのか




その感覚を





味わってきました


  

そして

今は 

こう思うに至りました




「私」





ピアノとの繋がりの


その在るよろこびゆえに


毎日弾くことを


選んでいる  と



たとえば

生徒さんが
練習してないまま
レッスンに行き



先生が 
どうしたら練習してくれるか、と

頭を悩ませていることを
知ったなら




その生徒さんは

くつろげるでしょうか


今 先生である「私」は




たとえ

練習してなくても


驚きません


悲しみません



その生徒さんの日常は
ピアノだけではないから





その
日常に

音は


ピアノは


いつも生徒さんの傍らにいて

抱きしめ

なぐさめ


解放してくれる


その真実に



意識を向け続けたい



音楽の本質は


ここに在るから


習うために
ピアノがあるのではない


ピアノが慕わしく

さらに慕いたいから

ピアノを
習うのだから



その

安心とくつろぎの中で


触れて



日を重ね


毎日の小さな光の時間と
なっていくとき





よろこびは



何にも変えがたい


やさしさだと気づくのです





「私」のうちの泉に


出逢え

浸り


うるおされる


他には味わえない


絶大なるよろこび


至福 だと


気づくのです
さいたま市緑区/浦和区ピアノ教室
まえだやえこ