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どうであっても かわらずに



レッスンに来るなり

練習記録カードに
たくさんシールが貼ったのを
見て見て!と見せた小さな女の子。


この曲 たくさん弾いたんだよ

と夢中で弾きはじめた。


音 の世界は ふしぎだ


あそび

たわむれ

内側深くから

歓喜が湧きあがってくる




とつぜん

音 が慕わしくなり

一緒にいたくなり

もっとそばにいたくなる。


メロディーがどう、とか

ハーモニーがどう、とかではなく


ともに いたい 

ともに 在りたい


そのタイミングは
その子の内側深みだけが
知っている。



表面では見える形で突然
今まで以上に
弾きたくなったような時が
来たけれども


深いところでは、
音は 
いつもいつも かわらずに
ともに在る。


まったく変わらず
いまも
以前も

ともに在る。

やさしく
しずかで


音をたてずに。







うれしかった。


そのよろこびを
茶色の彼は
きっと感じとっていたと思う。

夜 
YouTubeにコメントを
いただきました。


お会いしたことのない
その方の
メッセージからの溢れる想いが
ひしひし伝わり
胸がいっぱいになりました。



その曲は
ショパンノクターン遺作でした。



昨晩の
中2の生徒さんの
レッスン曲でした。

さいたま市緑区/浦和区ピアノ教室
まえだやえこ