ひとつのアドバイスで

【しずかななかで、先生の気配を忘れるほどに音に集中して弾く】

初心の生徒さんでも
長く弾いてきた方にでも
一致したスタンスです。

弾くために楽譜を読む知識や
指を動かすための
最低限のテクニックは
先に伝えて
習得し続けていきます。

実際にレッスンで弾くときには

もっているものは
わずかでよい。

わずかのものを
最大限に引き出すのは

生徒さん自身と
音との信頼関係の密度のみ
と
私は知ってきたからです。

生徒さんにひとつだけアドバイスをすれば
生徒さんはその場所を落とし込もうとして何度も弾いています。
私は声をかけません。

ついに
スムースになってきますと
自然に次は前後を繋げて
流れを整えて弾こうとします。

その時も声をかけません。

あくまでも
生徒さんだけの判断で
音に入ってほしいから。
すると
できたことは
生徒さんの力ゆえ
生徒さんの手柄なのですから。

ピアノはいのち時間

生きた愛に出逢う時間

そこに
先生　という人の影もないまでに

おと　との

優しい時間であってほしいと
願っています。

その時間とともに
自らを…
音楽を…信頼する力が
ふくよかに育まれていくのです。

その信頼は
どんな状況にも　ぶれない
揺らされない土台となる、と
私の25年の指導のなかでの確信です。

生徒さんの伸子さんが焼いてくださったずっしり重い香り高いフルーツケーキです。
ヴィーガンになって、動物性を全く取らなくなりましたが、伸子さんの想いと…作ってくださった時間が有り難くて久しぶりに口にいたしました。

沢山のドライフルーツや木の実を詰められ、その木の実も焼く前におそらくローストされているのだと思います。味わい深い美味しさがじんわりと染み入りました。久々に主人とおなじお菓子をいただき、極上のゆっくりしみじみ味わう日曜日の朝となりました。



生徒さんの照子さんの焼いてくださったパンは粉の香りと噛む毎に甘味を感じます。主人用にとチーズのパンもくださり主人は「さすがの美味さ」と一言。ずっとパンを学ばれている腕はプロ級。照子さんは「先生、上には上がいらっしゃるのです。」と仰る。このお姿にも癒される想いです。
ピアノもおなじですね…。

合わせてくださった手作りの玉葱塩麹はレタスにのせただけで葉の香りが引き出ち、また、同じく手作りのラズベリージャムは本物の果物以上にジューシーさを味わえる不思議です。


おくりもの

それは
作ってくださる
選んでくださるじかんも

そのものに込められた
愛なのですね…。

さいたま市緑区.浦和区ピアノ教室
まえだやえこ

吹く風にも目を開いて遠くを見るプティ。
私もかくありたい。
日々のめぐみに
心の目で受けとめ
感謝していきます。