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梅雨明けの空のように

梅雨明け宣言が出ましたね!
コロナの自粛宣言から、教室はミニマル化を目指し、どんどん物が少なくなりました。物とともに、わたしの思考もシンプルになりました。


くる生徒さんくる生徒さん、みんな言います。

「なんか変わったね」


はい。確実に変わりました



全く使わない楽譜は20冊ほど手放しました。
また、学んだことはもう自分の中にいただいた…と感謝し、セミナー関係のもの すべて処分しました。

確定申告などに必要なもの以外の書類などは全捨てです。

いつか見直そう…。
そのいつかは来ません。

持っているだけで学んでいる気になる、そんなおまじないは もういりません。

必要なことは、その都度、誰かからではなく、自らで考えていく。
不足部分は何らかの形で与えられると信じます。

何より、実際に弾きながらピアノから汲み取っていくことこそが「生きた いのちの音」の実体でしょう。

「いのちの音」以外は人の深みの命を動かさないと思います。


生徒さんが音の世界に手放しで浸れること。

弾く時にはこころが満たされること。

「いのちの音」を紡いでいく。
これはセミナーで学ぶことではない。
ひとりひとりの心から紡がれる音だけに、ヒントがある。



一度きりの人生です。
繋がれて不自由になることは、誰にとっても幸せではないと思います。

音楽は「自由と解放」を生きる為に与えられた贈り物なのですから!

楽しくて嬉しいから弾く。
学ぶ、とか、役に立つ、と、本人じゃない誰かの意志で促されたものは実質的に将来役には立たない。ワクワクするから その子に宿る価値になる。

ですから、私は生徒さんがワクワクし、好きになり、継続することが価値あると自らが思えるように心を尽くしたいと思います。

おまけの話

物…の たからものは2つ。

ベヒシュタインピアノと
真っ赤っかのミニクーパーです。

少数精鋭。

お気に入りを大切にしていく。

これは物だけではなく、時間とエネルギーの使い方もだと思うのです。