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ゆっくりと土壌づくりを

生徒さんのお母様がポツリと話されました

やえこ先生。読み書きそろばんは建物をたてるようなもの。もちろん大切なことだと思います。やえこ先生のレッスンは「ピアノを弾く」ということが こちらになるのではなく、生きていく上での「土壌づくり」をしてくださっているように感じています。
やわらかく耕してくださる。
年中さんの女の子の生徒さんのお母様が先日話してくださいました。

なんて素敵な言葉でしょう。

土壌づくり…
豊かにうるおし
そのうねを整え
夕立をもってそれを柔らかにし
そのもえ出るのをいつくしみ…


25年教えてきた生徒さんがおやすみに入ります。

ご出産される為に…。レッスン後、共に食卓を囲みました。
ピアノが彼女の日常にさり気なくいつも寄り添っているのを、私はいつも見てきました。

長い月日の中、大曲も弾いてきました。

しかし、何よりも残っていること…

それは
ピアノを弾く時間そのものが
音と鍵盤と自分の深みとの…
いのちの交流であること… 

当時5歳だった生徒さんが、ピアノに愛され、ピアノを愛し、
お子様を育てるお母さまとなります。
大好きな生徒さん、おめでとう。
ずっとずっとしあわせをお祈りしています。
赤ちゃんが産まれたら、連絡してください。
いつでも弾きにいらしてね。
いつでも遊びにいらしてね。