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しずけさこそが必要

みなさま、いかがおすごしですか。おとぴあのの まえだやえこです。
外出自粛制限がさいたまも解除となりました。

驚きを隠せなくて涙がとまらなかった

先日2ヶ月半ぶりに美容院に行きました。JR与野駅のそばですので、浦和駅まで自転車で行き、そして2つ京浜東北線に乗り、降りてから徒歩5分です。
今まで食料品と日用品の買い物以外、外に出なかったので、久々に駅へと出向いたのですが、この4時間ほどの間に私は痛みました。
まず、浦和駅ビルアトレは、イートインは全て閉まっています。また、店内販売の和菓子やさんなど幾つかは閉店の張り紙。与野駅の中のコーヒーショップ、駅から歩く道々のお店はことごとく閉まっていました。
不動産屋さんや、何か、サービス業のお店も…。
皆、マスクをし、伏し目がちでガラガラの車内。皆スマホを開いていました。
私は帰りの自転車を漕ぎながら泣けて仕方ありませんでした。どういうことだろう。皆、何に希望を持ち 生きるのだろう。仕事を失われた方々は。日々の糧に不安を抱かれている方々も少なくないでしょう。子供たちはオンライン授業ということで、端末を手にする。ブルーライトを眺める。少し画面を好奇心に任せて探れば、不必要な情報も出てくるでしょう。それに刺激されることもあるでしょう。

おそろしくなりました

もちろん、端末を駆使できることのメリットは多大にあります。
時空間を越えて、必要なことを学べます。響きあえます。

しかしながら、誘惑と隣合わせであることや、ネットサーフィンが習慣化してしまえば脳が麻痺していく恐れは否めません。

生徒さんに対してできること…信じること。



ひとりひとりの中には
「しずかな中に自らに与えられている希望が眠っている」と。

それこそが「生きる糧」となり「希望を実現に至らしめる原動力となる」と。
明日から、対面レッスンとオンラインレッスンを融合させた、生徒さんの希望を取り入れた形でレッスンを再開します。

どの生徒さんに対しても、私は「しずけさ」を提供したいと思います。自らの呼吸を感じ、自らの内側に耳を傾けることができるために。
音の世界は限りない無条件の愛であり、自由な牧場です。
その中で、存分に憩い、存分に音に満ちる良きものを吸収し、紡ぎ弾き続けてゆけますように。

みなさま、今週もお元気でいてくださいね!

さいたま市緑区/浦和区ピアノ教室
まえだやえこ