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日常に響きあうときを重ねて

風が強い日々が続いていますね。
お元気でいらっしゃいますか。


さいたま市緑区役所側のプラザイーストでの発表会まで、あと2ヶ月となりました。
そんな今だからこそ、だからでしょう。

音楽の神様が私に教えてくださっていることがあります。


それは

ひとりひとりに在る音に心の耳を澄ましてほしい

と。

不思議なことに、今年の発表会に際し、講師である私はいつも以上に無駄な力が抜けていることに気付かされています。

ところで私は、ひとりひとりのレッスンの前に音楽に尋ねる習慣を持っています。

なんですか?それは?
そのようなお声が聞こえそうですね!

例えばこんな感じです。
「〇〇ちゃんに今日、あなた(音楽)は何を伝えたいですか。」と。 

すると「一緒に楽しんで曲の秘密を探してあげてほしい」
「テンポを落として1音1音に耳を澄ませることを伝え、実行してみてほしい」など、
と、音楽の願いが聴こえるように感じるのです。

そのような中で大切だと思うようになったことは「発表会のためのピアノではない」「生徒さんの等身大の日常が舞台の上で自然に現れたらよい」でした。

しかし、音楽の願いを尋ねることをやめるならば、途端に「そのような感覚は手を抜いているのでは?」という不安にかられます。

当然なのです。
「沢山教えてこんだ方がよい。」という固定観念が私の中にはまだまだ眠っているからです。
しかし、しかし今、確信があるのです。

ひとりひとりが「どこをみて」弾くのか。

先生の眼を通して楽譜を見るのではなく、自らの眼と心で曲の世界を見ていくことこそが生徒さん自身の深い深い楽しみとなり、癒しとなることを!

もちろん、大方の導きはします。
テクニカル面や曲にまつわるエピソードや感じ取り方などは指導しますし、私が弾いて、客観的に聴いてもらったりもします。
しかし、大方の部分は生徒さんの自主性と曲を思う心に委ねているのです。

その上で何より大切なことは

「弾き込む中で生徒さん自身が曲が語る奥義を見出していける」と信じること、だと思うようになりました。

もしかしたら教え込まれていないと不安になる生徒さんもいるかもしれません。しかし その「不安」は大切な自立への一歩となり、自分と曲との関わりに深い信頼感を持っていくことへの期待に変わっていくと信じます。


発表会が最高に幸せな「日常の響きの世界」の証となるといいな、と思います。


きっと、その子その人ならではの等身大の美しさが会場を包むでしょう。響きが会場を喜びとなり満たすでしょう。

私にはその情景が見えるようです。

2月に入りましたね!節分がすぎれば日1日と春のあしあとが聞こえ始めるのでしょう。どうぞお風邪など召されませんようにご自愛ください。
お読みくださいましてありがとうございました。

追伸
私は木曜日の夜から金土にかけて高熱と頭痛にうなされておりました。(土の夜.現在、ようやく7度2分まで下がりました)金の夜の時間外診療の結果 インフルエンザではありませんでしたが辛かったです😅その中で生徒さん達や家族や友人の優しいお励ましは身に染みました♡代講はちゃんとさせていただきますね!
あと1日ゆっくりして月曜日からは元気にはじめたいとワクワクしています♪
さいたま市緑区/浦和区ピアノ教室
まえだやえこ