· 

要を 一連の流れに乗せて


3歳の女の子の眼差しは キラキラ輝いています。

エネルギーのかたまり



ピアノがだいすきで ピアノがいっぱいいっぱいひきたいんだ!


遠くから車で通う月1度のレッスン。

これからは緩やかに回数を増やします。

「次のレッスンを待つ楽しみも持ってほしいのです。」のお母様の思いを聞いて、緩やかに増やすのがよい、と判断しました。


前回のレッスン後に、私はもっと 生徒さんのことを知りたくて お母様にいくつか質問しました。その返答に加えて、すぐに長文のメールが届きました。本人の今 好きなこと、夢中になっていること、またおうちではこんなことをしてみました!がなど、丁寧に記されていました。




「だいすきなおうたが 鍵盤の順番に並んでいないのが 不思議に思っているようです。」には、微笑んでしまいました。
なるほど、なるほど(笑)
そのとおりに並んでいたら すぐ弾けるのに…^ - ^。


お母様は、お子様への特性を活かした幸せを、こころから願っておられます。



3歳の子のレッスン要を記しますね!

*音が読めるようになっていく。

*リズムが わかってくる。

*美しい音色を奏でることのできる指,身体づくり(ストレッチをしながら)

*ピアノの前に座って ピアノにふれ、少しだけ弾く。

*素敵な演奏を聴いて 浸る。



どれも近い将来に美しい音色でピアノを弾くことに繋がります。


音楽鑑賞は「くるみ割り人形」の「花のワルツ」です。
お姫様やバレエが大好きな子です。

1枚の絵を見ながら聴きます。
クルクル まわったりぱ〜ん と 軽く飛んだり、お手手をたか〜く なが〜く 上に のばしたり、きっと想像はふくらんでいるのでしょう。


これが45分のレッスンの要の内容です。
それらが出来れば、あとは 彼女の向かうところに   どこまでも よろこんで耳を傾け、過ごします。


ノートを得意そうに見せてくれました。そこにはパパや その子の姿がキラキラの表情で描いてありました。お母さんが描いてくれたの、と 嬉しそうです。

その 次のページには その子が真似して たくさんたくさん描いてありました。



いいな、と思うことは 真似したくなるんですね!

「音符読みや リズム歌い」から 「ピアノを触る」に移る前には、気持ちをしずめる意味を込めて、食パンのスクイズを ギュッと握ります。
この感触に意識を向けるのです。
握る力、力を緩めると戻ってくる感覚に。
ピアノを弾く指の力加減を繊細に感じる手が育っていきます。





最後にレッスンで何をしたか振り返りをします。

おめめを とじて しずかに座ります。
先生が 話すのを しずかに聴きます。

きょう こんなことしたよ!

おんぷよみ したね!

おかあさん が 書いてくれた ノートの鍵盤で 音あてっこしたね!

ドレミの歌を歌って ソは 青いそら〜で お空みたね!

ワン ワン ワン ワンって リズムもうたったね!

ピアノの赤 黄色 緑 ひいたね!

花のワルツ きれいだったね!

ノートの絵、見せてくれたね!すてきだったな。ありがとう!



さあ、今日のレッスンは おしまいです。
ごあいさつしましょう。
お目目を開けて!


幼稚園から車で 直行して受けたレッスン。玄関に向かいながらも色々話してくれます。



暗くなって、ふかふかのお布団に入り ねむるとき、音とあそんだ 余韻が ありますように。



また 次のレッスン 待ってるね!
来てくれて ありがとう!

みなさま 読んでくださりありがとうございました。
お元気でお過ごしください。

さいたま市緑区 /  浦和区ピアノ教室
まえだやえこ