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どの子も育つ 育て方ひとつ❷

音にいのち在り 姿なく生きて
音楽――それは生命のことば

おはようございます。お元気でいらっしゃいますか。さいたま市緑区ピアノ教室のまえだやえこです。

今朝の空です。
幾層にも重なるウロコ雲は 空を突き抜けても また 広い宙があることを 語っているようでした。
冒頭は、昨日ご紹介致しました、鈴木鎮一先生の残された言葉。なんと滋味深いでしょうか。(バイオリン才能教育創設者)




昨日の生徒さん、そのなかで4年生の生徒さんの事を分かち合わせてください。

レッスンは こころ洗われるおもいでした。

彼女の成長の芽は 、 最近 はっきり見えてきました。じっくりタイプ。決して器用でなく、積極性が目立っていたわけではありませんでした。

しかし、いま  その子のなかで ゆっくり形づくられたものが 見える形に表されてきたのです。

その子の出す音色は「いぶし銀」の輝きを感じます。
そして特別な香りを放ちます。



成長のスピードに心を奪われてはいけない。
成長が目に見えてくるまで、時間を要しても、また 反対に早く見えても。

けして 今  目に見えるところだけで判断してはいけない。
常に先生は目に見えるところではなく、音楽の実体.音楽の美しさを見続け、その子その子のこころに響くよう  伝え続けること。なにより常に愛すること。




鈴木先生はおっしゃいます。

「芸術の実体は、そんな高いところ、遠いところにあるものではなかった。
それはもっと日常的なわたし自身にあったのです。
わたし自身の感覚の成長と心のあり方と働きと日常の起居──
それがわたしの芸術そのものであり、そうでなければならなかったのです。」



ああ、染み入ります。

日常  わたしが何を思い  音楽にどう生き、生徒さんに関わっているのか。

それが生徒さんに流れていく、というのですね。


どの子も育つ。育て方ひとつ。

あきらめてはいけない。あきらめるとは わたし自身の可能性をあきらめることと同じです。

鈴木先生は音楽という大海の中で 全身全霊  音の世界の美しさに震え、自らをそのなかで育み続けられた。この↓の言葉から よく伝わるます。


自分の内なる声に逆らわず、美しいものを追い求める心を持ち、自分の才能に絶望しながらもあきらめずひたむきな努力を続けた……





美しい音色を奏でる。

それは なにより ひとの生命の美しさを 信じて見ていく 純粋なこころが 牽引くれ流のかもしれません。

目に見えるところがどうであっても
また、現状や 自らの弱さなどに揺さぶられても。



かくゆうわたしは 昨夜レッスンが終わって簡単な食事をとったあと まだ しておきたいことがあるのに ソファーで眠りこけてしまいました。

ドンマイ!よい!よい!よいのです!
そんなこともある 自分をなおしたり反省しすぎたりにエネルギーを使わない。

エネルギーの使うべきは「未来」です。


たった今から はじめればよいのです。

生徒さんをお育てする 先生であるわたしも、学び 成長する 「いのち」。
わたしは自らの可能性も 信じます。

鈴木鎮一先生著の「愛に生きる」のあとがきに 背中を押されました。

 この本をとおして、わたしたちはみんな、生まれつきだとあきらめることなく、それぞれに努力すれば、望ましいひとになりうるし、能力を獲得できる、ということがわかっていただけたはずです。
 わかっていただけたーそれならば、あすといわず、今日ただいまから、そのことをあなたの行動に移してください。それはあなたの生活の喜びとなります。みんながそうなるーこれも、やがては必ず実現しなければならない、わたしの楽しい夢です。

実りの秋。 
むしろ実ることを忘れるまでに  楽しく 向き合い歩もう!

美しい音色をもとめて!

それは人生の音色そのものになるだろう。


いつも感謝しています。
本当に ありがとうございます。
お幸せでいてください。

さいたま市緑区 / 浦和区 ピアノ教室
まえだやえこ