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生徒さんに響きはいつも寄り添う





ひと雨ひと雨
季節は秋へと向かっていく。


ゆっくりと移ろい
わたしも 1日1日進む。

ちいさな頃から
たえまなく
1日1日を歩いて来た。






雨のおとを聴きながら
そのしずけさに 
夏を過ごした 
はやさを感じる。  



その 余韻があるままで
秋へと
冬へと
きたるあたらしい年へと
調和していきたい。




リスト作曲「コンソレーション」
日本名では「なぐさめ」。


やさしい左手の前奏から始まる。
しばらくのち
語りかける旋律が
その左手にかさなり 流れてゆく。








息遣いは次第に深くなり
からだの中に 
適度に広い あたたかな空間が
うみだされていく。

その空間に
やわらかくも
正しい方向への導きが
旋律とともに
はっきりと感じられる。






ときの流れに乗りながらも
見失わないように 

いつも目を覚ましていたい。

耳をすませていたい。

こころと頭を しずまれるように 
意識していたい。





幼少から教えてきた生徒さん達は
大学生となり、
また、社会人となり、
また、妻となっている。

はてしなく ながい時間が
ピアノの響きとともにある。


彼女たちが 
その歴史に弾いてきた曲を
今なお いくつも弾き続けていることを
わたしは嬉しく思う。


流れていく時のなかで、
その時々の情景や
愛の感覚とともに
いま、
きっと彼女たちを
しずかに見守り、癒し、
時に 支え、勇気を与えるだろう。



ピアノはさりげなくも 
生涯のなかでかけがえのない力となる。



だから
私はレッスンを大切にしたい。


ひとりひとりの
本音のところで
ありのままのところで
響きあえるように心を尽くしたい。


ながい生涯。

いつも
やさしさと なぐさめと
希望と 夢が 
まるで呼吸のように側にあるように

響きの世界をレッスンで
育み続けてあげたい。



すべてのひとは
しあわせであるために
いのちを与えられているのだから。


さいたま市浦和区  緑区ピアノ教室
まえだやえこ






☆スペシャルサンクス☆
1枚目は写真家でもある片柳神父様のお写真をお借りしました。


3枚目は母の家の一角です。
額の2枚の絵は
主人の父 
画家 前田利昌の作品です。
(9月15日〜30日まで、
旧軽井沢 酢重ギャラリーにて
前田利昌絵画展  開催中)


左タペストリー(フランス刺繍)は母の作品です。

昨秋wedding💍
年長さんからの生徒さんです。