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どんなときも オッケーだから!


お彼岸近くなる頃から
アップルパイが恋しくなる。

秋の実りに想いを馳せ、
一口目から
ふぁっと
りんごとシナモンの甘い香りがひろがる。







「いいですよ!
   調整しましょう!




高学年の生徒さんの中には
受験を考えて、
お母様が
レッスン時間の変更を
申し訳なさそうに
ご相談されることが多い。




「いいですよ!
調整しましょう!」

と答えた。

判断されたばかりの場合は
緊張感もおありだろう。
さりげない関わりに
安心される場合が多いからだ。



ほかの生徒さんに
少し調整をお願いしてでも、
その要望を叶えてさしあげたい。


きっと忙しくなる生活の中で、
また、自分とのたたかいでもある中で、
ピアノの45分のレッスンが
ほっと出来る時間となるだろうから。


そして
かわらない自分の安心の位置へと
戻れる時間になるだろうから。








また、
生徒さんがたとえ練習できていなくても
わたしは滅多におこらない。

なにか理由があるのかもしれない。



つらいこと、
さみしいことがあるのかもしれない。


ひとは繊細なものだ。
そして、揺れながら成長するものだ。



わたしは
ピアノの先生の立場から見るのではなく
生徒さんの立場に立つことを
私は1番大切にしたいな。





生徒さんの位置に降り、
一緒に笑い、泣き、
ときには共に怒りたいな。



生徒さんには
許され感を感じてほしいから。

こころが ひらかれることが
何より大切だと思うから。

私に、というより
音楽、に。

音楽に開かれたこころは
どこまでも
自分の位置を
受けいれることができるように
なっていく。

次第に

かならずといってよいほど

弾きたくてたまらない、
弾かずにはいられない 
ピアノとの関係が
着実に育まれる。

そう体験してきたし、
信じていつも関わらせて頂きたい。





音楽の本質は
無条件の愛であり
ゆるしであり、
そして慰めなのだから。







昨日
親しい尊敬するカウンセラーと
わかちあった。

かつて、お世話になり、
児玉先生の人柄と生き方に惹かれて
私はカウンセリングを学び始めたのだ。





ときが流れ
今では
なんでも話せて、
こころの深みから 分かち合える
かけがえのない近い存在となった。





先生は現役のカウンセラーであり、
今なお研鑽し、深め、
またカウンセリングスクールの
スタッフの責任ある立場で
活躍されている。





先生は多忙を極める先生が
ポツリとおっしゃった。

「ひとは高みを目指したいですよね。
   私も毎日毎日多忙で、
   ふと、運転しながら思ったの。
   どうして、こんなに忙しくするのかなって。


そしたら、わかった。

ああ、わたし成長したいんだ!って。

そこで、また思ったの。

成長って何だろう、ってね。」






ひと息ついてから
ゆったり話された。


「ああ、成長って 下りれることだ!」
ってわかったの。


そうだと
許され感をかんじて
ひとはこころを開けるものね。

そんな私へとなりたいんだ、
ってわかったの。










わたしは
一瞬にして やさしさに入れられた。

と同時に
わたしもそうなりたい!と思ったが、
とても
まだまだだなあ、と気づき、
笑みがこぼれた。

わたしは まだまだだ!




児玉先生に出会ってから
10年以上になる。

先生はいつも私の味方だったし、
今、親しい関係になっても
いつも私を信頼し、
私の前へ進む力を
当たり前に
信じてくれている。




私には20年以上持つ夢がある。
その夢はかわったことがない。

握りしめてはいないが、
消えたこともない。



先生は
その夢が叶った私を先取りして
いつも見てくださっている。



そのいつか叶う私の姿を
ゆったりと見てくださっている
眼差し。


あたたかい言葉。





それは
カウンセラーという職業ゆえに
おっしゃるのではない。


先生ご自身の 存在の確かさから。


また、
可能性と弱さを兼ね備えた
「ひと」というものに
美しさと尊さを知り続けられてきた
先生の懐の深さ広さから
うみだされる受容力。




長い年月の間 
わかちあうなかで
それがはっきりとわかってきた。





同じように
音の世界は
私の
あなたの
生徒さんの
等身大の位置に息づいている。





さあ、
今日もあたらしい朝がきた!



いつものように
日課からはじめよう。

かわらない日課が
限りない癒しとよろこびへと
わたしを招き入れてくれるから。



どうか今日も
よろこび満ちる1日でありますように。

こころからの感謝を込めて




さいたま市緑区 浦和区 ピアノ教室
まえだやえこ