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比較のある世界にあえて比較を横に置いて


あなたはあなたのままでいい


いろんな感情 
いろんな思いがわいてくる
それらは
自分の本来から
湧いてくるものではないことが沢山ある

お友達との会話から聞いたこと
SNSで見たこと

それらが自分の中に溜まっていて
自分の憧れとなったり

あの人みたいに
という願望。
それも素敵なことだとは思います。


話題はかわりますが、
玄関先のオリーブの葉がポロポロ落ちるようになって
数ヶ月が経ちました

株に対してオリーブの根が窮屈になっているためかな、と思い、
近々、植え替えするつもりでいました。

昨日、夕方なんだか緊急性を感じて
鉢にスコップを入れてみました。

根は確かに表面にまできていました。

その中はどうなっているのだろう。

スコップを鉢の縁から入れていくと、なんと すっぽり軽く入るではありませんか。

根詰まりで1ミリもスコップの入り込むスペースがないと思っていたのに意外でした。

グングン底の方へ近づくと、スポンと根から木全体が動きました。

え?

たっぷりお水を張った大きなバケツに根が乾かないように浸けて
鉢の中を覗いてみると

ひっくり返りそうになりました。


なんと

黄金虫の幼虫
カブトムシの幼虫に似た
白くてまるまるふっくりした🪲の幼虫が見ただけでも4匹

さらに掘っていくと出るわ出るわ

20匹ほどいたのでした。
(後記13匹くらいでした)

菜食になってから 虫も愛おしく感じるようになってきていましたが
さすがに腰が抜けるほどびっくりして
怖くなりました。

これでは平和の象徴のオリーブとはいえ
健やかにいられないわけです。
主人が急いで赤玉小粒土を買ってきてくれて

鉢の中をきれいに出し、新しい鉢底石を敷き、土を水で洗い落としたオリーブの根を入れ、
新しい赤玉小粒土と栄養土の混合土をたっぷりと入れました。
 
その作業は涼しい夜8時にしました。

すべて終えて鉢に水をたっぷりと注ぎました。

葉が見違えるように見えました。
さて、冒頭に書いた文の続きに戻りますが

このことで考えさせられたこと。

根を下ろすところがどこであるのか
で、株の生命に大きな影響を及ぼす、と思ったのです。

SNSは今や高校生だけではなく
中学生、小学生にまで
興味関心を惹くものとなっています。

たしかに 素晴らしい生き方の方々や
可能性を伸ばしている
輝かしい方々や
話題性に溢れています。

ですが、
同時にあげられているものは
自己表現のエネルギーのある時に
投稿されていることを
知っていた方が良いと感じました。

人はよいときばかりではありません。

たとえば 悲しいことや失敗を自己開示することができる人もいれば

それを見て、自己開示する人が羨ましく感じる内向タイプの人もいらっしゃいます。
その外からの情報やメッセージに
土台を据えているつもりがなくとも、
意識していないと
あっという間に頭のなかや
こころがいっぱいになってしまいます。


それらよりも
何よりも大切なことは


「私の存在は私のまま
  このままでいいんだ!」


そう土壌に根付いていること。


そして
「ひと」
と繋がる前に
「自分の内側に湧いてくる泉」
に繋がることを大切にすること。

また
「今弾いている曲のなかに込められている素晴らしさ」に
魅了されていくこと。
知っていきたい、というところに
意識を置き続けていくこと。



改めて 
ピアノを弾く素晴らしさは
ここにあるのだ


と思うのです。

さいたま市緑区 浦和区ピアノ教室
まえだやえこ