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息吹をあたえて頂いた調律

おはようございます。お元気でいらっしゃいますか。今朝はヒュルヒュル とっても強い風が吹いていましたが今は穏やかになってきました。昨晩は毛布があたたかく感じる夜でした。
昨日はピアノの調律をして頂きました。
教室のピアノは1929年ドイツ製の「ベヒシュタイン」というピアノです。


調律師さんとの会話は楽しいです。
興味深いです。
調律師さんの職人仕事を眺めていました。「おられていいですよ!」と言ってくださったので、プティを抱っこして 少し離れた横の床に座り、側で眺めていました。作業を眺めているのが嬉しい。

ピアノと対話なさっているのがよくわかります。時折呟くように話してくださることが興味深いのです。全身が耳になって 聞き入りました。プティも全身で聴いているようでした。

聞き入り、作業されている姿をおぼろげに見ながら 話された内容を思い巡らしているのが 心地よい。

話は多岐に渡りました。
すべてが響きの世界と繋がっていました。

「ひとは 60%以上は水でできているでしょう。それ以下になれば生きられないのです。」


震災のとき、ひとは食べ物がないと生きられなかった。その次に必要だったのは音楽だったのですよ。」





「出す1音が響き 帰ってきたのを聴いて次を出してみてください」 


沢山沢山話してくださったのです。
その中で断片的ですが私の中に残った言葉です。

   



1929年 第二次世界大戦前のドイツ。
ベヒシュタインに使われた「木材」は 何をみて、何を感じて、どんな水に生かされていたのでしょう。


今 余韻のなかにいます。

何を感じて、どう適応していこうか、は今は考えません。

余韻のなかにいます。

秋晴れの空、こんなに穏やかな表情のどこに 台風を生み出す勢力やエネルギーがあるのでしょう。

しかし週末に関東を通過するとのことです。

「水の惑星」とも言われている「地球」にいる 半分以上が水でできている「わたし」。「音」を生み出すために造られたピアノ。
空気をふるわせ 響きあいゆく。

この広い 時空間のなかで その響きはひとつになり どこへむかうのでしょう。  


今日も新しい1日がはじまりましたね。
どうぞお元気でお過ごしください。
お幸せでいてください。
感謝を込めて。

さいたま市緑区/浦和区ピアノ教室
まえだやえこ

*3枚目の写真は母宅です
私の大好きな一角です。
額絵は義父の作品。義父から母への贈り物です。モデルはきっと若かりし頃の義母さんだと思います。