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森のなかでの滞在(那須にて)❷

どこに行っても早朝に目がさめる。


まだ あたりがまどろみ 朝露に潤されるころ ひとり  しずまる時間は 何にもまさる恵みの時だ。




感じるままを ノートに書いていく。


そして そのあるがままを見、深みで 味わう。良いことも そう感じないことも。


そうするなかで 内なる泉の深みが それらを やさしく抱きとめてくれていくことを知る。


次第に そのすべてを超えて 湧きあがってくる。


内なる願いが しずかに 浮かびあがってくるのだ。




「祈り」「感謝」「賛美」「浄化」







その延長に ピアノとの交わりがある。






私にとって 日々、この循環こそが ひととの 交わりとなり 地球の浄化に繋がっているのだろう、と感じている。




ところで、ご存知だろうか。アマゾンの森林が燃えていることを。地球の酸素を20%供給しているアマゾン。今年に入って世界中で7万件もの火災が発生しているそうだ。私は自然火災だと思っていた。しかし、これは畜産業の為の大豆生産地確保の為だというのだ。つまり、意図的な火災なのだという。




その事実を知り、 自らでも調べるようになった。


はじめは 驚き、疑い、悲しみ、胸がつぶされそうな思いだった。


しかし 次第に今は違ってきた。


現実を 俯瞰できるようになってきた。


事実を知り続けながらも、「生かされている私がどう選択し、生きるか」を 考えるようになった。







その道程は、私に益々「自分に向きあう」ことと 「ピアノをとおして音と交わること」へ   より深く導かれていくようになってきている。




ひとりひとりはみな美しい。



存在はすでにそのままで愛されている。




このことに気づくにしたがって、地球が自然な循環へと導かれるように感じている。











(写真)那須  藤城清治美術館 及び敷地内のチャペル.

↓滞在のフォレストヒルズ那須
夜  やさしい闇が あたりを包む。
その闇に灯る明かり。メインダイニングでの食事。
さり気なくも 行き届いている給仕に心はぬくもる。
さいたま市緑区 / 浦和区ピアノ教室
まえだやえこ