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ささやかな もてなしを添えて


先週 
さいたま市は
強い風が びゅうびゅう
吹きまわっていた。


プティとのウオーキング。



まだ
真冬を耐えている
硬くなった木々が
風をうけて
じっと 佇んでいる。


この 寒さを
最後の生徒さんは
19:30から20:30までの
レッスンに来る。

仕事を終えて
電車とバスを使って
レッスンに来る。

もてなしは
何ができるのか。

いや
わたしが加えることは
むしろ
ないほうがよい。


音と空間が
最高のもてなしになるためには。






きょうも おつかれさま。

さあ
ピアノに向かいあって。

おとに 浸って。

あなたのなかに
湧きつづける
おとの 世界に。



せめて 色だけでも、

そう想いが湧いてきた。


青と 白と グレーの
冬 世界に
ひときわ 印象的な

鮮やかな黄 と
ピンクの 花を 植えた。

ささやかな
もてなしを 植物は与えてくれた。


よかった。

ほっとした。




そして 思った。

ああ
寒さも
ダークな色合いも
さみしさも
すべてが よいのだ。


だからこそ
色鮮やかな やさしさが
身に染みる。

ふと
詩が 浮かんできた。

好きな詩が。






荒野よ 荒地よ
よろこび歌え。

荒野と砂漠は
楽しみ、

荒地は喜び、
サフランのように
花を咲かせる。


盛んに花を咲かせ、
喜び喜んで歌う。

荒野に水がわき出し
荒地に川が流れるからだ。

焼けた地は沢となり
潤いのない地は水のわく所となる。



どんな 位置にあっても

目をとじれば
まばゆい世界が 見える。

つばさを駆って
飛びたつことができる。

与えられているめぐみは
なんという 壮大だろう。


音の世界には
その神秘に 満ちているのだ。