![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s80dab053f51b3aaa/image/idc50b5f0e7326cf2/version/1537335932/image.png)
ふと
下の詩がこころに のぼってきた。
バッハのシチリアーノを
弾いているときだった。
「あなたがたは知らないのか。
夜のあとには朝が訪れ、
降り注ぐ雨が干ばつを退け、
冬が終われば、春になり、
夏になることを。
だから希望を持ちなさい。
永遠の希望を。
あなたを支える方は
決して
あなたがたを
見捨ることはないからだ。」
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s80dab053f51b3aaa/image/i683e26a09ce05593/version/1537336139/image.png)
生徒さんのお母様がポツリと仰った。
うちの子(年長と3年生)
と同じくらいの こどもを残して
私の同級生(男性)が突然
死んじゃったんです。
この事を聞いて3週間になる。
バッハを弾いている時、
突然そのことを思い出した。
弾き終えて、しばし 膝に手を置き
目を閉じた。
すると
冒頭の詩が
ゆっくり響いてきたのだった。
誰の詩だっただろう。
思い出すままに
紙に書いてみた。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s80dab053f51b3aaa/image/i2f85d933af9ef5c1/version/1537336399/image.png)
と、
上の写真も こころに浮かんできた。
鳥が大好きで
野鳥に出逢いたくて
世界中を巡る知人から、
昨年、
お手紙とともに添えられていた写真だ。
その遺された家族を
私は逢ったこともなく
知らないが、
でも、
この詩と
この大空を自由に舞う鳥の写真を
そっと届けたいと思った。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s80dab053f51b3aaa/image/i87b342a053f272c5/version/1537531365/image.png)
この女の子と同じ歳の子のお父さん。
お母さんは
ふたりの子供を
おひとりで育てていかれる。
しかし、
この女の子のレッスンをしながら
思った。
きっとだいじょうぶ。
お母様は
立派に育てていかれる。
と。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s80dab053f51b3aaa/image/i8618cac071081fe7/version/1537531606/image.png)
お子さんに
何かを継続するよろこびがありますように。
その継続の習慣は
自分に向き合う
最高なプロセスだから。
たとえ日々のなかで
よろこびを失望に変えるような思いが
湧きあがってきたとしても、
その気持ちをしっかり確認した上で
自分を悲しませる性質の
その思いは
天へ飛ばされていきますように。
その心の空間には
やさしさと慰めが代わりに
埋めていきますように。
寂しいときには、
確かな守りのあたたかさが
その子たちを、
また
お母さまを
包み、満たしますように。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s80dab053f51b3aaa/image/i547f0b30857d70f7/version/1537567883/image.png)
今日も新しい朝がきた。
雨はあがった。
しばらくすれば
澄み渡る空が
どこまでも広がるだろう。
まだ雲に隠れるやさしい光を
心の目で先取りし、見、
今日も日課をはじめよう!
自分にあたえられている恵みに
出逢うために。
また
音の願いを知っていくために。
まえだやえこ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s80dab053f51b3aaa/image/i7f4c40fc34a02518/version/1537568483/image.png)
☆最後の2枚は
クリップ集から頂きました。