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職人に支えられて奏でる日々に感謝!

皆様、いかがおすごしでいらっしゃいますか。

 

さいたまは冬のような寒さ。

 

桜は一部咲き。

寒いよと震えているかしら。

 

今日は私が信頼している

YKピアノファクトリー主催

ピアノ調律師  小林さんが来てくださいました。

昨年の秋までドイツに過ごしていたベヒシュタインは、

 

日本の風土に慣れるまで、1年ほど色んな反応がでて自然だそうです。

 

音が延びてしまう鍵盤もあり、

小林さんにお話をしましたら

直ぐに調整しにきてくださいました。

そのお仕事ぶりは 手際よく、そして丁寧で愛がこもっています。

小林さんは、ピアノの潜在的な可能性を豊かに引き出される力がある方。

調律と共に、

古き良き時代の痛んだピアノを見つけては

工房に迎え入れ、

丁寧に細部まで手塩にかけ、

まるで魔法がかかったような

美しい音の新しい箱へと甦らせられる

マイスターでもあります。

 

私の生徒さんもそんなピアノに出逢えて、

喜びの時を重ね続けています。

 

私達の日々は忙しく、

情報に溢れ、

そして結果主義の世に生きています。

心が騒がしく疲れてしまうこと、ありませんか?

 

 

だからこそ、音を通して静まり、

五感をたっぷりと動かし、

粒音が曲へと豊かに変化していく全ての過程を味わい

 

自分自身の内面に向き合えるピアノは

自立した自分ならではの生き方へ誘ってくれると私は信じています。

 

その傍らに信頼する音造りの職人がいてくださる。

心強いです。

午後からは、母の家で寛ぎました。

 

マンションの13階に住む母のベランダは

空中庭園。

 

季節のお花が

まるで歌い響きあっているみたいです。

 

 

夢を描き、アイディアが与えられ、

わくわく少女のようにホームセンターに出掛け

椅子や鉢を買い、イメージの色にさっと塗り替える。

 

また、母の家には刺繍の作品の数々が

家のぬくもりを豊かに演出しています。

 

ピアノ(楽器)も、刺繍も、庭園も、演奏も

一長一短には産み出せません。

 

しかし、夢を描き続け、

産み出していくプロセスは

美しく喜びの時間。

 

生徒さんの大切な生涯に

豊かな響きが伴いますように。

 

そして産み出していくプロセスを

喜びの忍耐を持って楽しめますように!

私がいつもそのプロセスを応援し、お支えします。

 

♪今日は 朧月夜をお届けします。

皆様、お身体を大切にお過ごしくださいね。