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ピアノの先生のレッスン




群馬県からピアノの先生がレッスンにいらっしゃいました。

定期的にいらっしゃるようになり、先生本来の美点は わたしの中でわかるようになってきています。

きっと 今日も その美しさに出会えるのだ、と 朝早くから 整えてお待ちしました。

そして 聴かせて頂きました。

本当に 素晴らしいのです。
聴かせてくださったラフマニノフの練習曲は中学生の生徒さんが弾いていて教えるためにご自分も練習されているのです。

聴いていてよろこびに満たされました。そしてアドバイスしました。


今日お伝えさせて頂いたメインは、「内に向き合う」ことでした。



楽譜を読み、指を動かすことは 外側のこと。
弾く音を通して  もっともっと 身体の内部、こころの内側に向き合うのです。

その詳細な内容を 実際に弾きながら 向き合い方、練習の仕方を深く掘り下げてお伝えさせて頂きました。

音楽は ひとりひとり 音の深みに降りて、こころの耳を澄ませて聴くこと、こころの目を清めて みることを 願っています。

そのように楽譜に向き合うと、混沌だったものが 複雑に絡み合う パーツパーツの集合体だ、とわかってきます。

そのパーツパーツを 感動してやまないほど弾く。

その積み重ねの中で 聴こえなかったものが聴こえ、見えなかったものが見えてきます。

先生は じっと 心の耳を澄ませて聴いて、実際にあらわされていました。

先生はすぐに表されましたが、パッと反応できなくてもよいと思うのです。

時間差があっても、こころの深みで出したい音(出さずにはいられない音)が閃くように感じ、わかったなら、かならず実際の音となって表現されるからです。


レッスンは 雑談もほとんどなく集中したもので  あっという間でしたが、先生はさぞお疲れだっただろうな、と思いました。

群馬の地で、また新しく音に向き合っていかれる日々を思うと 私も励まされます。



朝千切りしておいた野菜と厚あげをサッと焼き、冷やし中華の遅いランチです。

頂きながら、音楽を通して 多くの目には見えない 神秘や壮大なこと、愛の深さを知らされていることの感動に満たされていました。



先生もさぞ、おなかもすかれたことでしょう。

真剣に音に向き合い  こころから 学ばれていました。

次回も楽しみにお待ちしています。



「プティちゃん、またね!」とプティを撫でながら声をかけてくださり、プティも心満たされ 再びお昼寝です。
さあ、今から8時過ぎまでレッスンです。最後は 会社経営者の最近結婚したばかりの生徒さん。忙しく大変なのに びっくりする集中力。シューマンのg mollのソナタです。いい曲で泣けます。。おちびちゃん 大学生なども どんな ワクワクがあるでしょう!

さいたま市緑区 / 浦和区ピアノ教室
まえだやえこ